個人向けクラウドストレージ買い切りおすすめを比較【2026年最新】

クラウドストレージ 買い切り 個人

「毎月クラウドストレージにお金を払い続けるのがしんどい…。」

「一度払えばずっと使える買い切りプランってないかな…。」

こういった悩みを抱えている方に向けて、本記事では買い切り型のクラウドストレージを比較して解説します。

久保直之

私自身、写真や動画のデータを大量に扱う仕事をしているため、クラウドストレージは日常的に使うツールです。

実際にpCloudの買い切りプランを契約し、IcedriveとInternxtは無料プランで試したうえで、それぞれの特徴を比較しました。

結論から言うと、個人が買い切りクラウドストレージを選ぶならpCloudが最もおすすめです。ただし用途によっては他の選択肢が合う場合もあるので、判断できるように3社の違いを整理していきます。

目次

個人が買い切りクラウドストレージを選ぶならpCloud一択

先に結論をお伝えすると、もしあなたがクラウドストレージ選びに迷ったらpCloudを選べば失敗しません。

理由はシンプルで、日本語に対応していること、運営実績が最も長いこと、そして容量あたりの価格が最も安いことです。

買い切りは10年、20年と使い続ける前提の買い物なので、この3点が揃っているかどうかは非常に重要です。

3クラウドストレージの比較早見表

項目pCloudIcedriveInternxt
おすすめ度★★★★★★★★★☆★★★☆☆
運営会社の所在地スイスジブラルタルスペイン
サービス開始2013年2019年2020年
ユーザー数2,400万人以上非公開非公開
日本語対応××
買い切り最小プラン500GB / 199ドル500GB / 399ドル1TB / 380ユーロ
無料プラン最大10GB10GBあり
ゼロ知識暗号化有料オプション標準搭載標準搭載
返金保証14日間あり30日間
こんな人におすすめ迷ったらこれ小容量で十分な人セキュリティ最優先の人

私がpCloudを選んで契約している理由

クラウドストレージを選ぶとき、私が最も重視したのは「10年後も使い続けられるか」でした。

写真や動画のデータは、撮影した瞬間だけでなく、何年も後に見返したり使い回したりするものです。だからこそ、途中でサービスが終わったり、乗り換えを強いられたりするのは避けたかったんですよね。

その視点で3社を比べたとき、pCloudが最も安心できました。2013年から運営が続いていて、ユーザー数は2,000万人を超えています。IcedriveとInternxtも良いサービスですが、運営年数と規模ではpCloudに及びません。

もう一つ決め手になったのが、日本語で使えることです。

これは実際に3社を触ってみると差がはっきりします。IcedriveもInternxtも英語のみなので、設定画面を開くたびに読み解く必要があります。大切なデータを預ける場所で、細かい設定の意味が曖昧なまま操作するのは気持ちが悪い。毎日使うものだからこそ、この違いは想像以上に大きく感じました。

そして料金です。同じ容量で比べると、pCloudは他の2社より明確に安くなります。買い切りは最初にまとまった金額を払うので、この差は無視できません。

私は撮影した写真や動画をハードディスクに保存しつつ、重要なものはpCloudにも入れる二重体制にしています。海外撮影に行くときは、編集したい素材を日本にいるうちにアップロードしておく。現地のカフェやホテルではpCloudから素材を引っ張って編集できるので、重いハードディスクを持ち歩かずに済みます。

この使い方ができるのは、仮想ドライブでパソコンの容量を圧迫しないpCloudだからこそです。

買い切りクラウドストレージとは

買い切りクラウドストレージとは、最初に一度だけ料金を支払えば、その後は追加費用なしで使い続けられるプランのことです。

「ライフタイムプラン」「生涯プラン」とも呼ばれます。

サブスク型との違い

現在主流のクラウドストレージは、ほとんどがサブスクリプション(月額・年額課金)です。

サブスク型買い切り型
支払い方法毎月または毎年最初に一度だけ
初期費用安い高い
長期利用時のコスト高くなり続ける変わらない
使わなくなったら解約すれば終わり支払い済みの分は戻らない
代表的なサービスiCloud、Googleドライブ、DropboxpCloud、Icedrive、Internxt

サブスク型は月々の負担が軽い代わりに、使い続ける限り支払いが発生します。

買い切り型は初期費用が高い代わりに、一定期間を過ぎれば実質無料で使えるようになります。

何年使えば元が取れるのか(総額シミュレーション)

買い切りが本当にお得なのかを判断するには、長期で使った場合の総額を比較するのが確実です。

2TBのプランで比較してみます。

利用期間サブスク型(月1,300円の場合)pCloud買い切り(2TB・399ドル)
1年約15,600円約59,000円
2年約31,200円
3年約46,800円
4年約62,400円
5年約78,000円
10年約156,000円
20年約312,000円

※1ドル148円で計算。サブスク型の月額は代表的なサービスの2TBプランを想定した参考値です。

4年目で損益が逆転し、それ以降は差が開き続けます。10年使えば約10万円、20年なら25万円以上の差になる計算です。

クラウドストレージは一度使い始めると、なかなか他社に移行しないサービスです。データ量が増えるほど移行の手間も大きくなるので、長く使う前提で考えるなら買い切りには十分な合理性があります。

クラウドストレージ買い切りが向いている人・向いていない人

買い切りが向いている人

  • 5年以上使い続ける見込みがある
  • 毎月の固定費を減らしたい
  • 保存するデータ量がある程度決まっている
  • 初期費用を用意できる

買い切りが向いていない人

  • どのくらい使うかまだ分からない
  • 数ヶ月だけ使いたい
  • 初期費用を抑えたい
  • サービスが終了するリスクを取りたくない

判断に迷う場合は、まず無料プランで使い勝手を確かめてから決めるのが確実です。3社とも無料プランを用意しています。

買い切りプランがある個人向けクラウドストレージは大きく3つ

買い切りプランを提供しているクラウドストレージは、実はほとんどありません。

大手サービス(iCloud・Googleドライブ・Dropbox)に買い切りはない

まず知っておきたいのが、誰もが知る大手サービスには買い切りプランが存在しないという点です。

サービス買い切りプラン
iCloudなし
Googleドライブ(Google One)なし
Dropboxなし
OneDriveなし
Amazon Photosなし

これらを使い続ける限り、月額課金は永久に発生します。

大手が買い切りを提供しない理由は、収益モデルとして継続課金の方が安定するからです。ユーザー側から見れば、長期的なコストは確実に高くなります。

2026年時点で買い切りを提供している3社

2026年現在、個人向けに買い切りプランを提供している主なクラウドストレージは以下の3社です。

pCloud(スイス)

2013年サービス開始。買い切りクラウドストレージとして最も知名度が高く、ユーザー数は2,400万人以上。日本語に対応している点も大きな特徴です。

Icedrive(ジブラルタル)

2019年サービス開始。Twofishという独自の暗号化方式を採用し、100GBという小容量から買い切りプランを選べます。

Internxt(スペイン)

2020年サービス開始。ゼロ知識暗号化とポスト量子暗号化を標準搭載し、ソースコードを公開しているオープンソースのサービスです。

この3社以外にも買い切りプランを持つサービスは存在しますが、運営規模や日本での情報量を考えると、長期利用を前提とする買い切りではこの3社から選ぶのが現実的です。

No.1 pCloud:総合力で選ぶなら間違いなし

買い切りクラウドストレージの本命がpCloudです。

スイスに拠点を置き、2013年から10年以上運営されています。ユーザー数は2,400万人以上、130カ国以上で利用されており、買い切り型としては最も実績のあるサービスです。

pCloudの料金プラン

プラン容量買い切り価格年額プラン月額プラン
Premium500GB199ドル(約29,000円)49.99ドル/年4.99ドル/月
Premium Plus2TB399ドル(約59,000円)99.99ドル/年9.99ドル/月
Ultra10TB1,190ドル(約176,000円)299.99ドル/年29.99ドル/月

円換算は1ドル148円で計算しています。

セール時には500GBが139ドル、2TBが279ドル、10TBが799ドル前後まで下がることがあります。急いでいないなら、セールを待つのが賢い買い方です。

pCloudのメリット

日本語に完全対応している

パソコン、スマホ、タブレットのすべてで日本語表示に対応しています。3社の中で日本語対応しているのはpCloudだけです。

クラウドストレージは毎日使うサービスなので、設定変更やトラブル対応を母国語でできることの価値は非常に大きいです。

容量あたりの単価が最も安い

2TBの買い切りで比較すると、pCloudが399ドル、Icedriveが699ドル。同じ容量でpCloudは約半額です。

運営実績とユーザー数が圧倒的

2013年から10年以上の運営実績があり、ユーザー数は2,400万人以上。買い切りは「サービスが続くかどうか」に賭ける買い物なので、この規模は安心材料になります。

仮想ドライブでパソコンの容量を消費しない

pCloud Driveをインストールすると、パソコン上に外付けHDDのようなドライブが表示されます。必要なときだけダウンロードする仕組みなので、10TBのプランを契約していても、容量の小さいノートパソコンから全ファイルにアクセスできます。

日本語の情報が多い

日本人ユーザーが多いため、解説記事やトラブル対処の情報が充実しています。長期利用では、困ったときに調べられる環境かどうかが重要です。

pCloudのデメリット

初期費用が高い

2TBで約59,000円と、一度に支払う金額としては決して安くありません。ただし4年程度で元が取れる計算になります。

ゼロ知識暗号化は有料オプション

pCloud Cryptoという追加オプションで提供されており、標準では含まれていません。IcedriveやInternxtは標準搭載なので、この点では劣ります。

一般的な写真や書類の保存であれば標準の暗号化で十分ですが、機密性の高いデータを扱う方には物足りない可能性があります。

大容量ファイルのアップロードには時間がかかる

これはpCloudに限った話ではありませんが、動画などの大容量ファイルを大量にアップロードする場合、相応の時間を見込む必要があります。

サポートは基本的に英語

サイトとアプリは日本語対応していますが、問い合わせ時のやり取りは英語が基本です。翻訳ツールを使えば対応できるレベルではあります。

pCloudがおすすめな人

  • 買い切りクラウドストレージを初めて使う方
  • 日本語で使いたい方
  • 500GB以上の容量が必要な方
  • 長期的にコストを抑えたい方
  • サービスの継続性を重視する方

迷っている方は、pCloudを選んでおけばまず失敗しません。

No.2 Icedrive|小容量から始めたい人向け

IcedriveはジブラルタルのIce Privacy LTDが運営するクラウドストレージです。2019年にサービスを開始した比較的新しいサービスで、モダンなUIと高い暗号化技術が特徴です。

Icedriveの料金プラン

プラン容量セール価格通常価格
PERSONAL500GB399ドル(約59,000円)599ドル(約88,000円)
PERSONAL +2TB699ドル(約103,000円)1,049ドル(約155,000円)

円換算は1ドル148円で計算しています。両プランともCrypto(ゼロ知識暗号化)が標準搭載されています。

なお、Icedriveはプラン構成を頻繁に変更しています。過去には100GBや1TBといったプランも存在していたため、契約前に必ず公式サイトで最新の構成をご確認ください。

Icedriveのメリット

ゼロ知識暗号化が標準搭載

Icedriveの有料プランには、Crypto(クライアントサイド暗号化)が標準で含まれています。暗号化の鍵をユーザー本人だけが持つ方式なので、Icedrive側でもファイルの中身を見ることができません。

pCloudでは別料金のオプションなので、この点は明確な強みです。

Twofish暗号化を採用

一般的なクラウドストレージがAES 256bitを使うのに対し、IcedriveはTwofishという暗号化方式を採用しています。

TwofishはAESの標準化コンペティションで最終候補まで残ったアルゴリズムで、暗号強度は同等かそれ以上と評価されています。

モダンで使いやすいUI

後発サービスだけあって、インターフェースの完成度は高く、動作も軽快です。

仮想ドライブ機能を搭載

pCloudと同様、パソコンの容量を消費せずにクラウド上のファイルにアクセスできます。

Icedriveのデメリット

日本語に対応していない

サイトもアプリもすべて英語です。日本語サポートもありません。

pCloudの約2倍の価格

同じ容量で比較すると、pCloudの2TBが399ドルに対し、Icedriveは699ドル。セール価格でこの差なので、通常価格では3倍近くになります。

ただしIcedriveはゼロ知識暗号化が標準搭載なので、pCloudでCryptoを追加購入する場合は差が縮まります。

日本語の情報が少ない

日本での知名度が低く、解説記事やトラブル対処の情報がほとんどありません。

運営実績が短い

2019年サービス開始で、pCloudと比べると新しいサービスです。ユーザー数も公表されていません。

料金プランの変更が頻繁

過去に何度もプラン構成が変わっており、レビュー記事によって掲載されている価格がバラバラです。購入時は必ず公式で確認する必要があります。

Icedriveがおすすめな人

  • 英語に抵抗がない方
  • 小容量で十分な方
  • ゼロ知識暗号化を追加費用なしで使いたい方
  • モダンなUIを重視する方

No.3 Internxt|セキュリティを最優先する人向け

Internxtはスペインのバレンシアに本社を置くクラウドストレージです。2020年にサービスを開始し、プライバシー保護に特化した設計が特徴です。

正直に言うと、セキュリティ面では3社の中で最も優れています。順位を3位としているのは、価格と日本語対応の面で個人利用のハードルが高いためです。

Internxtの料金プラン

プラン容量セール価格通常価格
Essential1TB380ユーロ(約66,000円)1,900ユーロ
Premium3TB580ユーロ(約101,000円)2,900ユーロ
Ultimate5TB780ユーロ(約136,000円)3,900ユーロ

円換算は1ユーロ174円で計算しています。全プランに30日間の返金保証が付いています。

なお、通常価格の設定が実勢と乖離している印象があるため、「80%オフ」といった訴求はそのまま受け取らない方がいいと思います。セール価格自体は妥当な水準です。

Internxtのメリット

ゼロ知識暗号化が全プランに標準搭載

Internxtの運営会社であっても、保存されたファイルの中身を確認することはできません。

ポスト量子暗号化を採用

Kyber 512という、量子コンピュータが実用化されても解読が困難とされる暗号方式を採用しています。

買い切りは10年、20年と使う前提の契約なので、長期的な視点では意味のある要素です。

オープンソースで検証可能

ソースコードがGitHubで公開されており、誰でもコードを検証できます。「安全だと主張している」のではなく「検証可能な形で公開している」という点は、セキュリティの観点で大きな違いです。

第三者による監査を受けている

2025年にSecuritumによる独立したセキュリティ監査を通過しています。

GDPR準拠

スペインの企業なので、EUの一般データ保護規則の適用を受けます。

返金保証が30日間と長い

pCloudの14日間と比べて、判断できる期間が長く設定されています。

Internxtのデメリット

日本語に対応していない

サイトもアプリもすべて英語です。特にセキュリティ関連の設定は正確に理解する必要があるため、英語に不安がある方には厳しい部分です。

最小プランが1TBで割高

pCloudなら500GBが199ドル、2TBが399ドルです。Internxtの最小プランは1TBで380ユーロと、容量あたりの単価では最も高くなります。

ただし5TBクラスの大容量になると、単価はpCloudと同等以下になります。

運営期間が最も短い

2020年サービス開始で、3社の中では最も新しいサービスです。

ユーザー数が公表されていない

サービスの継続性を判断する材料が一つ少ないことになります。

日本語の情報がほとんどない

日本での知名度は3社の中で最も低く、日本語の解説記事もわずかです。

Internxtがおすすめな人

  • セキュリティを最優先する方
  • 機密性の高いデータを扱う方
  • 英語に抵抗がない方
  • 大容量(3TB以上)が必要な方
  • オープンソースの思想に共感する方

個人向けクラウドストレージ買い切りを項目別に徹底比較

ここまで見てきた3社を、項目ごとに比較します。

料金・容量あたりの単価で比較

サービス容量買い切り価格1TBあたりの単価
pCloud500GB199ドル(約29,000円)約58,000円
pCloud2TB399ドル(約59,000円)約29,500円
pCloud10TB1,190ドル(約176,000円)約17,600円
Icedrive500GB399ドル(約59,000円)約118,000円
Icedrive2TB699ドル(約103,000円)約51,500円
Internxt1TB380ユーロ(約66,000円)約66,000円
Internxt3TB580ユーロ(約101,000円)約33,700円
Internxt5TB780ユーロ(約136,000円)約27,200円

容量あたりの単価では、pCloudが全体的に有利です。特に大容量プランほど差が開きます。

Internxtは5TBクラスになるとpCloudと同等の水準になりますが、そもそも5TBを必要とする個人は限られます。

日本語対応で比較

サービスサイトアプリサポート
pCloud日本語対応日本語対応英語
Icedrive英語のみ英語のみ英語
Internxt英語のみ英語のみ英語

日本語対応しているのはpCloudだけです。

これは想像以上に大きな差です。クラウドストレージは毎日使うものですし、大切なデータを預ける場所なので、設定内容を正確に理解できるかどうかは重要です。

セキュリティ・暗号化方式で比較

項目pCloudIcedriveInternxt
標準の暗号化AES 256bitTwofishAES + ポスト量子暗号
ゼロ知識暗号化有料オプション標準搭載標準搭載
オープンソース××
第三者監査Securitum(2025年)
拠点の法域スイスジブラルタルスペイン(EU)

セキュリティだけで見ればInternxtが最も優れています。ゼロ知識暗号化とポスト量子暗号化を標準搭載し、ソースコードも公開、第三者監査も受けています。

Icedriveも標準でゼロ知識暗号化が使えるので、pCloudより有利です。

ただし、一般的な写真や書類の保存であればpCloudの標準暗号化でも十分です。機密情報を扱うかどうかで判断が変わります。

運営実績・信頼性で比較

項目pCloudIcedriveInternxt
サービス開始2013年2019年2020年
運営年数10年以上約7年約6年
ユーザー数2,400万人以上非公開非公開
拠点スイスジブラルタルスペイン

pCloudが圧倒的です。

買い切りは「そのサービスが10年後、20年後も続いているか」に賭ける買い物です。運営実績とユーザー数の規模は、その判断材料として最も重要な要素になります。

仮想ドライブ機能で比較

3社とも仮想ドライブ機能を搭載しています。

仮想ドライブとは、パソコン上に外付けHDDのようなドライブを表示し、必要なときだけファイルをダウンロードする仕組みです。パソコンのストレージを消費しないため、容量の小さいノートパソコンでも大容量データを扱えます。

この機能に関しては、3社とも大きな差はありません。

無料プランで比較

サービス無料容量クレジットカード登録
pCloud最大10GB不要
Icedrive10GB不要
Internxtあり不要

3社とも無料プランを用意しており、クレジットカードの登録なしで試せます。

買い切りは初期費用が大きいので、必ず無料プランで操作性を確認してから購入することをおすすめします。

買い切りクラウドストレージの選び方

必要な容量から逆算する

まず「何を保存するか」を決めてから容量を選んでください。

用途目安の容量
スマホの写真と書類のバックアップ500GB
一眼カメラのRAWデータを保存2TB以上
4K動画を含む映像素材を保存10TB以上、またはHDDと併用

容量が足りなくなったら追加購入もできますが、最初から余裕を持って選んだ方が結果的に安くなることが多いです。

逆に、使わない容量を買っても意味がありません。スマホの写真だけなら500GBで十分です。

日本語対応が必要かどうか

ここが3社を分ける最大のポイントです。

英語に抵抗がなければIcedriveやInternxtも選択肢に入りますが、少しでも不安があるならpCloud一択です。

クラウドストレージは毎日使うものであり、しかも大切なデータを預ける場所です。設定の意味が分からないまま操作するのは避けたほうがいいでしょう。

セキュリティをどこまで求めるか

保存するデータの性質によって、必要なセキュリティレベルは変わります。

一般的な写真・書類の保存

pCloudの標準暗号化(AES 256bit)で十分です。

仕事の機密情報、顧客データ、契約書など

ゼロ知識暗号化が標準搭載されているIcedriveまたはInternxtを検討する価値があります。pCloudでもpCloud Cryptoを追加すれば同等の機能を使えます。

最高レベルのセキュリティを求める場合

ポスト量子暗号化とオープンソース、第三者監査を備えたInternxtが最も優れています。

サービス継続リスクをどう考えるか

買い切りプランの最大のリスクが、サービス終了です。

サブスクなら支払いを止めれば終わりですが、買い切りは先に大きな金額を払うため、万が一のときの損失が大きくなります。

このリスクを完全に避ける方法はありません。ただ、判断材料としては以下があります。

  • 運営年数(長いほど安定している可能性が高い)
  • ユーザー数(規模が大きいほど継続性が見込める)
  • 資金調達や第三者監査などの実績

そして最も重要なのが、クラウドだけに頼らないことです。

久保直之

私は大切なデータは外付けHDDなど複数の場所に保存しています。これはクラウドストレージを使う上での基本であり、どのサービスを選んでも変わりません。

買い切りクラウドストレージのよくある質問

買い切りプランは本当に一生使えますか?

サービスが続く限り使えます。ただし「永久保証」ではなく、運営会社がサービスを終了した場合は使えなくなります。pCloudの場合、生涯プランは「契約者が生存している間、または最大99年間」という条件で提供されています。

サービスが終了したらデータはどうなりますか?

これは買い切り型全般に言えるリスクです。どのサービスも絶対はありません。

大切なデータは外付けHDDなど複数の場所に保存しておくことをおすすめします。これはクラウドストレージに限らず、データ管理の基本です。

容量が足りなくなったら追加できますか?

3社とも追加購入が可能です。同じアカウントで買い足すことで容量が積み増しされます。

無料プランだけで使い続けることはできますか?

できます。ただし10GB程度なので、スマホの写真をバックアップするだけでもすぐに埋まります。本格的に使うなら有料プランが必要です。

返金保証はありますか?

pCloudは14日間、Internxtは30日間の返金保証があります。Icedriveにも返金保証がありますが、期間は公式サイトでご確認ください。

動画の保存には向いていますか?

大量の4K動画をクラウドに保存するのは、どのサービスでも現実的ではありません。アップロードに膨大な時間がかかります。

映像を扱う方は、外付けHDDやNASを主軸にして、クラウドは厳選した素材の保管場所として使うのがおすすめです。

まとめ

買い切りクラウドストレージ3社を比較してきました。

改めて整理すると、次のようになります。

pCloudは、日本語対応、容量あたりの価格、運営実績のすべてでバランスが取れています。買い切りクラウドストレージが初めての方に一番おすすめです。

Icedriveは、小容量から始めたい方、ゼロ知識暗号化を追加費用なしで使いたい方に向いています。英語に抵抗がないことが前提です。

Internxtは、セキュリティを最優先する方向けです。ポスト量子暗号化とオープンソース、第三者監査という組み合わせは他社にない強みですが、価格と日本語非対応がハードルになります。

買い切りは10年、20年と使い続ける前提の買い物です。だからこそ、毎日ストレスなく使えることと、サービスが続く安心感を重視すべきだと考えています。

3社とも無料プランがあるので、まずは実際に触ってみて、自分に合うものを選んでください。

そして購入するときは、必ずセールのタイミングを狙ってください。数万円単位で変わることもあります。

いち早くセールの情報を知っておくためには、pCloudに無料登録しておくのがおすすめです。

pCloudに無料登録しておけば、セール時にメールで案内が届きます。

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この記事を書いた人

株式会社セールスエッジ代表取締役。記事監修者。風景写真家・動画クリエイターとして、YouTubeとInstagramのSNSやブログを中心に活動を行い、観光・地方自治体・宿泊施設・カメラメーカーなどの企業やブランドとコラボやPRを行っている。

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