風景写真講座 / 久保直之

風景写真における広角レンズの私の使い方・撮り方|久保直之

久保直之
こんにちは、風景写真家の久保直之です。

本記事では、風景写真における広角レンズの使い方・撮り方について解説していきます。

レンズの画角には大きく、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズとあります。

その中で風景写真撮影において、広角レンズってどんなロケーションやシチュエーションで使うべきかを選ぶのって難しくないですか?

そしてカメラを始めたばかりの方は特に広角レンズの撮り方って難しいですよね。

本記事を読めば、風景写真における広角レンズの使い方・撮り方をマスターすることができてこのような風景写真が撮れるようになります

そして広角レンズでの写真が上手くなれば、今後の風景写真ライフが楽しめて、より感動的な風景写真が撮れるようになります。

風景写真撮影において、広角レンズってどう使えばいいの?どう撮ればいいの?と悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

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風景写真における広角レンズの魅力とは?

久保直之
私が思う風景写真における広角レンズの魅力とは何かというと、シンプルに広大でダイナミックな風景写真が撮れるということです。

人によって広角レンズの魅力ってもちろん変わってはきますが、私は幅広い画角で広いスケール感の風景写真が撮れる点が広角レンズの魅力だと思っています。

そして私は、広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズの画角がある中で、広角レンズで表現する風景写真がとても好きです。

そのため、風景写真撮影にいくときには必ず、14mmもしくは24mmの画角の広角レンズを持っていきます。

広角レンズの作例 / 久保直之

【撮影機材】Nikon Z9 + NIKKOR Z 24-120mm f/4 S【カメラ設定】Mモード F14 ISO100 13秒

風景写真における広角レンズの撮り方・テクニック

風景写真における広角レンズの撮り方・テクニックを解説していきます。

全体の風景にピントを合うのを意識する(パンフォーカス)

風景写真における広角レンズの撮り方で最も重要なのが、全体の風景にピントを合うのを意識することです。

全体にピントが合っていることで風景写真の印象をよりよくしてくれます。全体にピントが合っている状態のことをパンフォーカスと言います。

私が全体の風景にピントを合わすために何をやっているのかというと、まずはじめに撮りたい被写体の風景を見つけて、カメラの設定においてF値を8から16で設定をしています。

F値を大きくするすることで、フォーカス・ピントのあう風景の範囲が広くなります。

F値を大きくすると徐々に撮る風景写真が暗くなっていきますので、シャッタースピードの時間を徐々に長くしたり、ISO感度を徐々に高くして、適正な明るさにする必要があります。

今回こちらの風景写真においては、手前にある石と朝日の富士山を被写体としています。

風景写真においてどこにピントを合わすのかという点なんですが、私は撮りたい被写体にピントを合わせています。

今回は手前にある重厚感のある大きめの石を被写体にしたかったので、その石にピントを合わせています。

そしてシチュエーションに応じて三脚を使用するようにしています。

三脚を使用することでシャッタースピードを遅くした風景写真を撮ることができます。

朝日や夕日、森といった薄暗いシーンにおいて、F値を16にするとレンズ・カメラに取り込まれる光の量が少ないので、風景写真全体が暗くなります。

そのためシャッタースピードを遅くするもしくはISO感度を上げる必要があります。

私はノイズが出るのでISO感度をあまり上げないようにしています。

そのためシャッタースピードを遅くする必要があります。

手持ちでシャッタースピードを遅くすると、手ブレの写真になってしまうリスクがあるので、その時に三脚を使用しています。

こちらの風景写真も三脚を使用して撮影しました。

カメラの拡大機能で確認する

風景写真が撮り終わった後に必ず行うべき作業が、カメラの拡大機能で撮った風景写真を確認することです。

私は風景写真を撮った後すぐに毎回確認するようにしています。

この確認を怠ってしまうと、家に帰ってパソコンで見たときにピントが合っていなかったという失敗をしてしまうからです。

そのため必ず風景写真を撮った後は必ずカメラの拡大機能で確認することをおすすめします。

風景写真における広角レンズのデメリット・注意点

風景写真における広角レンズのデメリット・注意点は大きく2つあります。

余計なものが入りやすい

風景写真における広角レンズのデメリット・注意点の1つ目は余計なものが入りやすい点です

広角レンズは、標準レンズや望遠レンズと違って幅広い画角の風景写真を撮影することができるのですが、幅広い画角のゆえに、余計なものが撮影時に入りやすいです。

例えば旅行時の自然の風景写真を撮りたいのに、他の人が写り込んでしまったりとかはよくあります。

私は誰もいない風景写真を撮りたいのに他の人が写り込んでしまった時は、LightroomやPhotoshopでの写真編集時に修復のツールを使って消去しています。

端っこの部分が歪みやすい

風景写真における広角レンズのデメリット・注意点の2つ目は端っこの部分が歪みやすい点です

レンズにもよりますが、一般的に広角レンズは端っこの部分が歪みやすいです。

特に14mmの超広角レンズとかは顕著にわかります。

これはレンズの特性上仕方がないことなので、端っこの部分が歪みやすいことを意識した上で撮影することが重要となってきます。

私は14mmの超広角レンズや24mmの広角レンズで撮影した風景写真は、LightroomやPhotoshopでの写真編集時に「レンズ補正」の「プロファイル補正を使用」にチェックマークを入れて歪みが少なくなるように編集しています。

風景写真における広角レンズのデメリット・注意点の3つ目はF値が2.8以下ないと星空撮影は難しい点です。

私はF4の24mm-120mmのズームレンズで星空撮影をしたことがあるのですが、さすがにF4だとISO感度を高く上げる必要があってノイズがたくさん出てしまい星空撮影は難しいなと感じました。

星空撮影をするときに広角レンズは必須ではありますが、F値は2.8は欲しいところです。

私はF値1.4もしくはF1.8の広角レンズで星空撮影はしています。

まとめ

久保直之
広角レンズは風景写真にとてもおすすめできる画角のレンズです。特に私と同じように広大でダイナミックな風景写真を撮りたい方におすすめです。

広角レンズは幅広い画角で壮大なスケールの風景をそのまま撮影することができるので、大自然の風景との相性がとてもいいです。

広角レンズでは旅行や観光したときに感動した風景を幅広い画角で描写してくれるので、ぜひ広角レンズを使用して風景写真を楽しんでください。

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  • この記事を書いた人
久保直之|NAOYUKI KUBO

久保直之

株式会社セールスエッジ代表取締役。記事監修者。風景写真家・動画クリエイターとして、YouTubeとInstagramのSNSやブログを中心に活動を行い、観光・地方自治体・宿泊施設・カメラメーカーなどの企業やブランドとコラボやPRを行っている。

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