撮影方法

星空撮影の設定と失敗しないコツ【初心者向け完全マニュアル】

星空撮影 設定

久保直之
こんにちは、久保直之です。

カメラで星空撮影をしたいけど、なかなか上手く撮れない...。星空撮影の設定方法を具体的に知りたい...。と悩んでいませんか?

本記事を見れば、星空撮影の設定方法がわかり、魅力的な星空が撮影できるようになります。また星空のタイムラプスも撮影できるようになります。

星空撮影の初心者の方向けに基礎的な設定方法と失敗してはいけないポイント注意点を解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

星空撮影に必要な道具

必要なモノ

  • カメラ・レンズ
  • 三脚
  • ヘッドライト・懐中電灯

使用するカメラ・レンズ

まずは星空撮影に必要な道具として、スマートフォンで星空撮影は難しいので、ミラーレスカメラもしくは一眼レフカメラとレンズが必要です

星空撮影の場合、広い空間の星空を撮るためにレンズは焦点距離が25mm以下、F値が2以下の広角レンズが必要となります。

暗い中での撮影となるため、F値が2以上になってしまうと写真が暗くなってしまうためF値が2以下のレンズが必要です。

ちなみに私は星空撮影の時には14mmと24mmのレンズを使用しています。14mmの超広角ではダイナミックな星空が撮影できるのでおすすめです。

三脚は必須

カメラ・レンズと合わせて、星空撮影には三脚が必須になります。

星空撮影は固定・フィックスした状態での撮影となるため、三脚が必要となるのです

星空撮影の三脚は重すぎず軽すぎない三脚がおすすめです。

重いと暗闇の中で持ち運ぶのが大変ですし、逆に軽量の三脚だと風が吹いている環境の場合は軽すぎて三脚が揺れてしまいブレた写真になってしまう可能性があるので注意が必要です。

私はSLIK 三脚 スプリント L110という三脚を使用しているのですが、強風ではない限りでは揺れたりしませんし、1,180gと比較的軽いのでおすすめです。

他のブランドの三脚も何個か使用してきましたが、現時点ではSLIK 三脚 スプリント L110が使いやすくて値段も15,000円程度と三脚の中では低価格なので愛用しています。

ヘッドライト・懐中電灯

最後に星空撮影に必要な道具として、ヘッドライトと懐中電灯を持っておきましょう。星空撮影するときは暗い環境ですし、足場が悪いと危ないからです。

私はブラックダイアモンドというメーカーのヘッドライトとパナソニックの懐中電灯を使用しています。

撮影の途中に電池が切れることもあるので、電池のチェックはこまめに行い、予備の電池も持っておきましょう。

以上、カメラ・レンズ、三脚、ヘッドライト・懐中電灯が星空撮影に必要なものとなります。

星空撮影の設定と失敗しないコツ【初心者向け完全マニュアル】

それでは、実際に私の設定をもとに星空撮影の設定について解説していきます。

今回はSONY α7s IIIのカメラで説明していきますが、他のカメラやメーカーでも基本の設定概念は一緒ですので安心してください。

チェックリスト

  • F値を一番低くする
  • シャッタースピードを10~15秒にする
  • ISO1000~1600前後
  • 好みの色味ホワイトバランスを設定する
  • 手ぶれ補正を切る
  • 長時間ノイズリダクションを切る
  • ドライブモードセルフタイマー3秒
  • マニュアルフォーカスで星にピントを合わす
  • 写真の確認作業をして微調整する
  • 星空撮影のタイムラプスはインターバル撮影にする
  • 星空ともう一つの被写体を決める
  • 天候を調べる
  • 星空撮影の注意点① 途中でライトをつけてはいけない
  • 星空撮影の注意点② カメラの前を通らない

F値を一番低くする

まずはF値を一番低くして開放にします。F値が低いほどレンズは明るくなります。

できれば単焦点レンズでF値1.4もしくは1.8くらいあると星空撮影しやすいです。

シャッタースピードを10~15秒にする

次にシャッタースピードを10~20秒にします。

私は10秒、15秒、20秒の星空写真をそれぞれ撮ってみて写真を確認した上で、最後にシャッタースピードを決めることが多いです。

ISO1000~1600前後

次にISOを1000~1600前後にします。

注意点として、ISOをオートにしてしまうと星空のタイムラプス撮影をした際に途中で写真のISOと明るさが変化してしまうのでタイムラプス撮影時にはオートにはしないでください。

好みの色味ホワイトバランスを設定する

ホワイトバランスは晴天、曇り、蛍光灯など写真を撮った上で最後に好みのホワイトバランスを設定をしています。

こちらもISOと同様に注意点として、ホワイトバランスをオートにしてしまうと星空のタイムラプス撮影をした際に途中で写真の色温度が変化してしまうのでタイムラプス撮影時にはオートにはしないでください。

手ぶれ補正をOFFにする

次に手ぶれ補正をOFFにします。

手ぶれ補正をONにしておくと、手ぶれ補正が誤作動をしてしまい逆にブレの原因になってしまうためです

ドライブモードセルフタイマー3秒

次にドライブモードセルフタイマーを3秒にします。

シャッターを押した直後はカメラに多少はブレが生じてしまうため、ブレがなくなった3秒後に撮影を開始するようにします。

マニュアルフォーカスで星にピントを合わす

以上の設定が完了しましたら、最後はマニュアルフォーカスで星にピントを合わせます

ピントを合わす作業が星空撮影においては一番難しく慣れが必要です

ピントを合わす作業はまずピントの設定バーの部分を一番右に持っていきます。

その後にミリ単位でバーを左に持っていくときに、星が点滅したタイミングがピントがあった瞬間となりますのでそこが設定ポイントとなります。

写真の確認作業をして微調整する

星が点滅したところがピントがあったタイミングではあるのですが、若干ずれている可能性もあるのでとりあえずテスト的に写真を撮ります。

撮れた写真を見返しながら、シャッタースピード、ISO、ピントの3つを微調整します。

この確認作業の部分が一番重要ですので、私は10枚以上写真を撮って微調整をおこなっています

星空撮影のタイムラプスはインターバル撮影にする

星空撮影のタイムラプスはインターバル撮影に設定します。

夜から朝までタイムラプスを行う場合もありますので、撮影回数は5,000とかなるべく多めに見積もっています。

またタイムラプス撮影時は事前にメモリーの確認やバッテリーの確認をしておきましょう。

せっかく良いタイムラプスが撮れたと思ったら途中でバッテリーが切れていたことはよくありますので注意してください。

星空ともう一つの被写体を決める

星空撮影においては、星空のみ撮るのでも魅力的な写真になりますが、できれば星空ともう一つ被写体を決めて撮影するとより良い写真が撮れます。

例えば、星空と富士山、星空とテント、星空と海といったような写真です。

被写体を二つ組み合わせるとストーリー性のある写真となります。

天候を調べる

最後に重要なポイントとして、天候です。曇りだと星空が見えないのでできれば晴れの日に撮影しましょう。

最初は晴れていて満点の星空だったけど、途中で天候が崩れてしまうリスクもあります。

天候は運次第ではありますが、必ず撮影前に天候もチェックしておきましょう

星空撮影の注意点① 途中でライトをつけてはいけない

星空撮影の注意点は2つあります。

まずは星空撮影では周りに光がないようにします。撮影している最中には、カメラの近くで自分のヘッドライトや懐中電灯の光をつけるのもNGです。

カメラの近くで光をつけてしまうと、カメラに光が入ってしまい写真が部分的に明るくなってしまうからです。

星空撮影の注意点② カメラの前を通らない

星空撮影の注意点の二つ目は、友人たちと撮影をしているとありがちなのですが、撮影しているのに友人が知らずにカメラの前を通ってしまい、星空ではなく友人が写ってしまうことがよくありますので、事前に撮影ポイントを友人達と共有しておきましょう。

まとめ

星空撮影の設定と失敗しないコツをまとめると、

チェックリスト

  • F値を一番低くする
  • シャッタースピードを10~15秒にする
  • ISO1000~1600前後
  • 好みの色味ホワイトバランスを設定する
  • 手ぶれ補正を切る
  • ドライブモードセルフタイマー3秒
  • マニュアルフォーカスで星にピントを合わす
  • 写真の確認作業をして微調整する
  • 星空撮影のタイムラプスはインターバル撮影にする
  • 星空ともう一つの被写体を決める
  • 天候を調べる
  • 星空撮影の注意点① 途中でライトをつけてはいけない
  • 星空撮影の注意点② カメラの前を通らない

以上、星空撮影の設定方法と必要な機材をカメラ初心者の方向けに解説させていただきました。

星空撮影が最初の頃は設定項目がたくさんあって大変です...。私自身も最初の頃は必ずどこかの設定が間違っていて、自分が撮りたい星空の写真がなかなか撮れませんでした

しかし、何回も使用錯誤をすることによってこんな写真やこんな写真が撮れるようになりました。

星空撮影は設定を頭の中で覚えておくことと、何回も星空を撮影して経験を積むことが上達する一番の近道となります

ぜひ今回解説した設定で星空撮影を楽しんでみてください。

以下は動画版となりますので、より星空撮影の設定の理解を深めたい方はぜひ参考にしてみてください。

  • この記事を書いた人

久保直之

株式会社セールスエッジ代表取締役。記事監修者。ビデオグラファー / フォトグラファー / Webマーケターとして活動。

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